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「大森貝塚」は大森にない

 このタイトルは、9月15日付の朝日新聞文化総合面に掲載された記事の見出しです。この記事によれば、大森貝塚の比定地が大田区の大森ではなく品川区であるという事実が、考古学者にもあまりしられていないと記者は感じているようです。

 実際には2つの地点は数百mしか離れておらず、地元の人間以外は同じ「大森」としてひとくくりに捉えているだけのことかもしれません。しかし、当の大田区や品川区にとっては、どちらにあるかは大きな問題になるのでしょう。それぞれの比定地には「大森貝墟」と「大森貝塚」2つの碑が建てられており、両者が正統性を主張してきた経緯があります。
 現在では、大森貝塚碑のある品川区大井の大森貝塚公園の場所が、モースの発掘した大森貝塚の場所であることがほぼ確定しており、これらの経緯については「品川歴史館」大森貝塚のページに詳しく書かれています。

 朝日新聞の記事は、大森貝塚の範囲が太田区側にも広がっている可能性を指摘していますが、これは地形的にあり得ないと思われます。
 下の画像は、10m標高データを使用してカシミール3Dで描画した大森貝塚周辺の地形です(垂直方向2倍)。赤いライン手前からJR大森駅・大森貝墟碑・大森貝塚碑の位置になります。
 現地の地形は、JR京浜東北線を境に東京湾側の沖積地と西側の段丘とに明瞭に区分され、貝塚比定地は段丘縁辺と段丘崖に位置しています。以前現地を歩いたことがあるのですが、JR線を境にした段丘の高低差はきわめて明瞭ですが、段丘上の微地形は建物のためほとんどわかりませんでした。
 最近出された10m標高データを元にした3D画像では、明瞭な段丘、品川区と大田区の間に切れ込む沢、沢から流出した堆積物による地形を見ることができます。
 これを見ても明らかなように、両者は沢を挟んで立地しており、「大森貝塚」が大田区側に広がっている可能性はないと考えられます。

 それにしても10mメッシュ標高データの精細さには驚かされます。今回は紹介しませんでしたが、大森貝塚碑の場所を北東から描画した画像は、品川歴史館のHPにも掲載されている、モースによる発掘調査のイラストに描かれた大森貝塚の地形そのものでした。

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6つの投票箱

 総選挙は自民党圧勝のようだが、うちの地域では市長選の行方も心配です。とはいえ、今回の選挙他に例のない、一度に6つの投票が行われ、市長選の開票はまだまだ先になりそうなうえ接戦が予想されるので、候補者も有権者も落ち着かないことでしょう。

 1.衆議院議員小選挙区
 2.衆議院議員比例代表
 3.最高裁裁判官国民審査
 4.県議会議員補欠選挙
 5.市長選挙
 6.市議会議員補欠選挙

 急きょ早番・遅番の通し勤務になったため、期日前投票をするひまもなく、出勤前に投票を済ませてきました。朝から大変混雑しており、何だかよくわからないまま投票してきた感じです。
 しかし、これだけの投票箱があるとどの箱に投票したらよいのか迷ってしまうし、それ以前にどの候補に投票するつもりだったのか記入の時にわからなくなりそうでした。

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