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本当に公民館館長が悪いのか

 公民館のネット予約できない、館長が「ニセ利用」で埋める

 広島市の公民館長が、ネット予約システムを悪用して、予約を受け付けられない状態にしたことが問題となっている。「ネット予約は早い人が優先されすぎ、常連さんが施設を使えなくなると思った」とのコメントに、多くの人たちが否定的な見方を示しているようだ。

 「時代錯誤」「常連利用者への親切のつもりでだろうが、 公共施設の予約を不公平な方法で行っていたのは許ない」「技術に対応できない古い頭」などなど、酷評するものばかりが目立つ。

 本当にこの館長は、「技術に対応できない古い頭」で、公共施設を不公平に使用させたのだろうか? 実は、本当に利用者のことを考えた結果の行動だと思えてならない。

 広島市の「ひろしま公共施設予約システム」など、多くの自治体で公共施設のインターネット予約を受け付けているが、対象としている施設は多岐多様であり、運用システムも多種多彩である。当然、利用の仕組みや利便性も自治体ごとに異なることが予想される。通常、特定の施設の用途に合わせたシステムが構築されているわけではなく、汎用システムをカスタマイズして使用する場合が多く、現実の施設の運用に見合ったシステムが導入されていることはまれであると思われる。当然、自治体一斉に導入するため、多少の不都合には目をつぶっているのが現状であろう。

 この問題は、「公民館」という施設の特殊性を抜きには語れない。

 そもそも、公共予約システムが公民館の施設予約の実態と適合しているかという問題がある。「公民館は、「公民館は、市町村その他一定区域内の住民のために、実際生活に即する教育、学術及び文化に関する各種の事業を行い・・・」と規定されているように、本来公民館は、地域コミュニティの拠点として考えられている。ところが、現実には、会議室・研修室を安価なレンタルルーム感覚で使用する利用者が多くを占めている。

 一方地域に根ざした活動をしているサークルには高齢者団体が多く、定期的な予約を確保しようとすれば、当然そのような利用者と競合することになる。そのとき、インターネットの予約システムは利用の大きな妨げとなることが予想されよう。

 本来なら、公民館を拠点として活動する利用者に使わせたい。しかし、ネット予約のおかげで、顔の見えない利用者が早い者勝ちでのさばっている。件の公民館長は、このような状況を憂えて、苦渋の決断をしたのだと思えてならない。

 もちろん、公共のシステムを不正に運用した責任は重大である。しかし、その根底には、現場の状況を無視して、見かけだけの利便性を求めて一斉導入を進める行政側に大きな問題が潜んでいることを忘れると、片手落ちの批判になってしまうだろう。

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2年近くも放置すると

ずいぶん長い間放置し続けたものだとあきれてしまう。

本当は、リニューアルしてから再開したかったのだが、そこまで気持ちが入っていないので、とりあえずは、このまま再開です。気分が持てば、そのまま新たな方向へ踏み出すかもしれません。

先ずは、再開宣言。

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